心のビタミン剤-くも膜下出血になってもうた…
あなたの背中をそっと後押しする言葉たち…だったのですが急遽くも膜下出血の経過報告になります
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テーマ:ある日の風景や景色 - ジャンル:写真

本日は完全に仕事がないOFFの日。また何の約束もないから久々に気ままにデジカメ持って散歩。

ちょっと最近センチメンタルというか、塞ぎ気味。病気の後遺症か季節的なものかは分からないが、時折泣きたくなるくらいに寂しく、人恋しくなる。

普通に生活してても、色んなことを我慢してるし、痛みにも耐えている。時々、爆発しそうになる。
褒めて欲しい、ということはないが普通に暮らすのも結構しんどいってのを、誰かに理解したもらいたい。

「普通に暮らす」ということが、何かとてつもなく遠いことのように思え、自分では到底無理なようにも思えてくる。

そんな折、最近遠くへ引っ越してしまった友人より連絡が来る。少々長めに歓談した。
少し気持ちが楽になった。いつか再会することを堅く約束した。
いまの自分はこういったささやかな優しさに支えられて生きているんだ、と改めて思った。







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本日のスナップ
本日も昨日に引き続き、デジカメを持ってうろちょろ。

とても残念なのが、この時期抱きしめたくなるような空気感が素晴らしいのだが、僕の写真ではその魅力の100万分の1も伝えられないこと。
やっぱり写真て奥が深い。だから今後、趣味として大いにやりがいあるかもしれない。

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テーマ:ある日の風景や景色 - ジャンル:写真

初夏の思い出
ウォーキングの友にデジカメを持ち歩いてみた。
これがなかなか楽しい。もっと早く始めていればよかった。。。

で色々撮って家に帰り、データを覗いてみると以前友人達と遊びに行った写真が残っていた。
記憶がぶっ飛んだのですっかり忘れていたが、確かに友人の車で出かけていった記憶がある。

こうやって遊んでいる最中にも、僕の脳の中の瘤は破裂する寸前だったのかと思うと感慨深い。

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ちなみにこの友人からは、入院中にも遊びに行こうと何度か連絡をいただいていた。
家族に携帯を預けていたので、当然連絡は取れず。失礼しました。

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また海にでも連れて行ってくださいね。

これからの人生、当面は「発症前・発症後」が大きな分岐点になるんだろうな…

季節柄か病気のせいか分からないが、時折すごく寂しくなります。

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テーマ:心と体にいいことはじめよう! - ジャンル:心と身体

定期健診
先日、2回目になる定期健診の外来に行ってきた。

私がかかっている病院では、発症から3ヶ月、半年、一年、一年半、二年の定期健診を行い2年たって問題なければそれで検診は終わりになる。現在の医学では2年で何も問題なければ大丈夫なようなのだ。
通勤中に気分が悪くなり、救急で訪れて以来の約2週間ぶりの来院だった。長い入院生活をしていたので退院当初は病棟を見るだけで感極まるものがあったが、今ではすっかり普通になってしまっている。慣れとは恐ろしいもので、私にとって入院生活は既に通過したことなのだと改めて実感した。

連休明けのせいか、病院は患者たちでごった返しており、相当窮屈な感じだった。
これもリハビリのためと受付等を一人でこなし、先にMR撮影の後、レントゲン。
だがMR撮影をした際に、私の腰に入っているシャントバルブの設定値が変わってしまったようで、急遽脳神経外科の医師が来られ、専門の機材を使って何度か設定値を変更する。ちょっと不安になる。あらかじめMR撮影で値が狂うことがあるのは指摘されていたが、初回でそうなるとは…
ほんま大丈夫かいな?

診察の方は前回と変わらず。先生はパソコン画面に向かって、入力(しかも次回診察の予定を入力してるばかりだし、初歩的な入力・変換ミスだらけだ)してばっかり。静養中に読んだ朝日新聞の社説に、行き過ぎた現在の医療問題の指摘がいろいろ書いてあったが、目の前でやられると気分が萎える。。。
一応記録している血圧を見てもらって、次回の一泊検診の予定をざっくり決めたのみ。降圧剤は引き続き中止。飲んだり飲まなかったりはよくないようで、飲まないならずっと飲まない方がいいらしい。

拍子抜けするぐらいあっさり終わりそうだったので、最後に一点だけ酒量の確認をした。現在350mlx1本@一日で頑張っているのだが、増量できるか、と尋ねてみたがまたいつものように突き放した意見が。「もう1本だろうが、4本だろうがあとは患者さんの勝手なんですよ。お酒飲む習慣がある人は辛いだろうから1本だけって許可しているだけで、あとは自分がどうしたいか、どう健康になりたいのかだけですからね…」 こう言われるとこちらとしては何とも言えない…
だが私が残念そうな顔をしていると、主治医はこう付け加えた「まぁ、次回の一泊検診で様子見てから決めましょうか?」

過度な期待は禁物だが、この一泊検診に僕の全てを賭けます(笑)
この度の外来検診ではどこにも異常はありませんでした(^^)v

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テーマ:☆脳卒中☆ - ジャンル:心と身体

変化
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脳内を外科手術したせいか、はたまた体重が減ってしまったせいか、睡眠の質が変わってしまった。
酒を飲まないからかも知れないが、いびきをかかなくなり、長時間眠れるようになった。
その代わり寝ても寝てもすっきりしない感じが残る。
うーん、なんだかなぁ。
ものすごく健康的なはずなのに、このモヤモヤとした気持ちは何だろう…

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変化
くも膜下出血リハビリ中。
仕事も段々通常モードにこなしつつはあるが、比較的責任が軽く、厳密なコミュニケーションが不必要な仕事から始めさせてもらっている。

会社の配慮に心から感謝する。

だが現実的なことを言えば、厳しい面も段々露呈してきた。
特に具体的でない、抽象的な協議・意見がさっぱり頭に入ってこない。。。
以前はどちらかと言うとそういったコミュニケーションは得意だったのだが…

病気前、会社の問題点をひとつひとつ解決してきてた(つもりな)のだが、
自分がそんなことができてたのが信じられない。

できてたことがさっぱりなのは非常に悔しい。
相当ショックなのだが、まぁ仕方ないか。

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病気がもたらしてくれたもの
私と似たような病気にかかった経験のある方のHPや書籍を見ていると「病気がもたらしてくれたもの」というような論調で記事を書いてらっしゃるのを拝見する。

自分の病気に対して心の底から「病気に感謝」と言えれば、それは完治の時だろうが、そんな境地までには正直まだまだです。やっぱり避けられれば避けたかったし、「なんで自分が…」という疑問はまだある。また当事者である自分は水頭症のせい(おかげ?)で詳細なことを忘れつつあるが、傍らにいた家族には相当な心労をかけてしまった…

ただしそんな闘病生活の中でも幾つか気付いたことがある。
家族の絆の大切さ、するべき仕事があることの幸せ、目標・目的を持つことの大切さ、当たり前の日常があることの素晴らしさ…

これらのことは病気になる前から大事だとは思っていたが、今回のことで痛感させられた。特に「目標」に関しては改めてその重要性を思い知らされた。入院中、ささいな先の約束にどれだけ励まされたことか…

しかし今回病気にかかったことで強制的にリセットになった目標もある。
なので再び新たな人生の目標を探している途中です。

これまでは家族に世話になるたびに、どうやって恩返ししようかと思案していたが、正直今回かけた迷惑、いただいた恩は返せそうにない…
また仕事にかんしては今まで以上に貪欲に臨む予定。そのために勉強用の書籍も積極的に購入した。当たり前の明日が来るとも限らないので、やりかけのこと、やりたいと思っていることは意思表明して実行しようと思う。

こりゃ落ち込んでる暇はないなぁ。。。

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くも膜下出血発症09
隣人の元ボクサーは経過が良いらしく、私よりも先に救急病棟を出て行って一般病棟に移られた。

残った私の部屋は相も変わらず緊急を要する重篤な患者に割り当てられ、そのことが徐々に私の不安になり始めていた。次にこれらたのは何やら首を痛めたおじいさんであった。
ものすごく厳重なコルセットのような機材をいつも首に巻いていた。その固定のせいか痰がよく絡むらしく、24時間四六時中「ウェッホ!!ウェッホ!!ウェー!!」とおえついているのだ。
この辺りから段々私の記憶はおぼろげながらあるのだが、この隣人は正直参った。騒音のせいで眠りはいつも浅く、寝不足状態が続いた。

そんな私の表情を見て、看護師は軽々しくこう言っていた。

「もし寝付きが悪いようでしたら、眠剤も処方できますのでおっしゃってください。」
おい、寝付き以前に隣人を変えてくれよ!!
この隣人も私より重篤そうに見えたが、私よりも先に一般病棟に移られた。

くも膜下出血を発症したものの、予後がよく四肢の麻痺などの後遺症がない場合は一見すると健康な人間と何も変わらない。私の場合がまさにそれで、家族は少しとまどってしまったようである。確かにしゃべることは心もとないが、一見すると健康に見えるのに、重篤そうな他の患者さんよりも長く救急病棟に居させられたことが不安になってしまったという。

そのおじいさんの後に、今度は24時間愚痴のフル稼働をされているおばあさんが隣人となった。
少し認知症も入ってらしたようであるが、起きている時間はいつも娘さんの名前を呼ばれ、絶えず看護師を呼びだし、スローガンを掲げて病院に対するクレームを声高に叫んでらっしゃるのだ。

「ごきぶりが居ます!! 入れた人の共同責任です!! お医者さんを呼んでください!!」

やはり私は再度不眠とストレスを抱えてしまったようで、身体につけた計器をことごとく外し、看護師さんを困らせていたようである。いや、無理もないだろう。

こういった隣人の騒音は一般病棟に移るまで続いた。

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お手伝いリハビリ
本日は以前から創作活動をサポートしていた先輩のお手伝いに。

具体的には公演が決まったお芝居のチラシのラフ制作とHPの制作の打ち合わせ。

キンコーズでPCブースを陣取って、打ち合わせをしながらフォトショップで画像の加工とイラストレータで版組み。無論、先輩にはクモ膜下出血のことは報告しており、入院中随分励ましの言葉をいただいて泣きそうになってしまった(つーかまじで泣いていた)。
この作業は発症の前から約束していたもので、ひょっとすると以前のようには作業ができないかもしれない旨とリハビリ代わりに軽い感じでやらしてもらうことを了承していただいた。(何と寛大な…)

終わってみると作業に問題はなく、以前打ち合わせた通りの制作物ができた。
少し安堵。

終了後、久々に飯でも食おうと店を探したが、血糖も高めな今の私に適いそうな店がなかなか見つからなかった。結局は無難な蕎麦屋に決定。

蕎麦を食しながら再び入院時にいただいていたエールの言葉をいただいた。具体的には、生活が安定するまでの間、サポート前提で先輩とその彼女と共同生活をしないかというものだった。
不覚にもまたその場で涙が出そうになった。。。

入院時より数々いただいた恩は多すぎて正直返せそうにない。
ほんの少しずつ返しますので、どうか長い付き合いをお願いしますm(_ _)m




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くも膜下出血発症08
水頭症によるとんちんかんな私の発言は、相も変わらず絶好調だった。
しかし輪をかけて絶好調だったのは、同室の患者さんたちだった。

その時私が居た病室は、予断を許さぬ状態であったためナースステーションに一番近く、看護師さんから常時見渡せる病室だった。
なので常時重篤な患者さんと同室になることが多く、人によっては就寝時もずっと独り言をしゃべっている方もいた。

手術から4日目から私と同室になったのは、その筋では割と名がしれた元ボクサーであった。
私の家族への説明だと、その方は重度の記憶喪失で入院しているらしかった。
その病気のせいかは分からないが、その方は深夜のとんでもない時間に、急に大きな声で話し始めるのだった。

「運転手さん、半ドア、半ドア!! いくらなんでも半ドアのままで飛ばしすぎだよ!!」

もちろん、そこは私がいる病室で車など走っているわけはない。

「看護婦さん、しびんが小さいよ、これじゃあふれてしまうよ!!」

「こんな雨の中、でかけられるわけないじゃない〜」

てっきり看護婦さんに向かって言ってるのかと思いきや、誰もいない空に向かって叫んでいた。
天気は晴れていた。

私がトンチンカンな言動をするだけでも参っていた家族に、この隣人の思い切りのいいスパークぶりは少しきつかったようだ。いわば誰も素面がいない状態なのである。病気の種類は違うとは言え、私もそうなってしまうのではないかと家族は恐れおののいていた。

その元ボクサーは振る舞いの印象とは異なり、経過は順調なようですぐに病室を移っていった。

後から知ったのだが、家族は看病につかれていたその元ボクサーのお母さんから励ましの言葉をたくさんいただき、またヒーリングの本をいただいたらしい。
いずれ機会があれば私の元気に立ちあがった姿を見せ、家族に代わってお礼を言いたい。

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社会復帰に向けて
社会復帰に向けて、試験的に会社に出てみた。

だが前途は多難。電車を乗り間違えたり、帰路の電車の中で吐きそうになったり。

肝心の仕事の方は会社の配慮により、比較的負担が少ないもの、責任があまり生じないものから始めることができそう。その配慮には本当に感謝なのだが、少し複雑な思いも…
大事になる前に自分ができること、できないことをシビアに見極めたい気も…
まぁ今の自分にとっては贅沢な悩みか。。。

本日は昨日より続いている立ちくらみ&眩暈がひどい…

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くも膜下出血発症07
くも膜下出血にかかると脳内の髄液の排出に滞りが生じる。
髄液は健康な場合、脊髄を通って腹腔内に排出されるものであるが、くも膜下に出血が生じるとこの排出がスムーズにいかず脳室に溜まって内部より脳を圧迫する状態になる。これが水頭症である。
症状は様々であるが、水頭症になると記憶や認識に障害が出て支離滅裂な発言をすることもある。

まさに「ここはどこ?私は誰?」状態になるのだ。

私の場合、この水頭症が手術後3日目あたりからひどくなってしまい、次第に家族に変な発言をし始めた。

「今、ひまわりの花のたもとの彼岸花を摘んできたよ」
手術後3日目。夕方に駆けつけてきた兄に向って私は言った。
意味が不明な兄は尋ねてみた。
「その花はいつ摘んだんだろう?」
「3日前だよ。」
しかし兄が確認してもそのような花は見当たらない。
兄は黙って私の病床の横に座り、他の家族が来るのを切に待っていた。

そのうち買い出しから姉が戻ってきた。兄は姉に報告した。
「なんかすごく言いにくいんだけど、弟があの縁起の悪い花があるだろ?あれを摘んできたとか言ってるんだけどベッドに縛りつけられてて、そんなわけないよな? 手術で馬鹿になったんだろうか…」
ぎょっとして私を覗き込む姉に向かって、再び私はしゃべり始めた。
「さっき、虹のふもとでヒメカとペンギンにあったよ」
ヒメカとは私が小学生の頃飼っていて車に轢かれて死んだ犬の名前である。それは実在していた犬であったが、ペンギンは飼っていたことはない。
姉が尋ねた。
「あんた、ヒメカは知ってるけどペンギンって何?どこにいたの?」
「あんなに可愛がっていたペンギンをもう忘れたの?なんて冷たい女なんや…」

もちろん、うちでペンギンなんぞ飼っていたことはない。ペンギンに関する私の発言は全く事実と異なるものである。

「ペンギンがいたからだっこして、一緒に散歩して虹の周りをまわったんだよ。そいえばさっき頼んだコーヒーってオーダー通ってる?まだならそこら辺の本屋で時間つぶしてくるから。。。」
売店から戻ってきた母が心配そうに私のおでこに手をかざした。
この時私は手袋をはめ、複数の点滴を受けながら暴れないようにベッドに縛り付けられていた。それなのに家族でどこかのカフェにいると勘違いしていたのである。

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くも膜下出血発症06
手術から2日目。連日11時から訪問し、私の病室に詰めていた家族に、看護師より嬉しい報告があった。未明に私の口に刺さっていた管が抜け、看護師と言葉を介しての意志の疎通、コミュニケーションを取ったという。

家族は面会時間になるとすぐに病室に向かい、まず母が私と対面した。

私は酸素マスクをつけたまま、病床に立つ母に「久しぶりだね、お袋。」と呟いた。母は久しぶりという言葉が出てきたことに安心したようだ。記憶に基づいた感想の言葉であるからだ。
続いて姉が私と対面した。私は「びっくりしたよ、トイレで急に頭が痛くなって…」とあいさつもそこそこに発症時の状況を話し始めたようだった。

この辺りから断片的に記憶が残っているから、脳の機能が安定し始めた頃なのであろう。
この時、私は自宅トイレで発症し、救急車に乗り込んで病院に向かっていた車中までの記憶しかなかった。急に気が付けば郷里にいるはずの両親、遠くにいるはずの兄弟に囲まれていたのである。だがそこにはあまり疑問を感じず、自分の気の赴くままに病気の説明をし始めた。

この日は私のしゃべることに不審な点はなく、発症時の説明も付き添ってくれた上司や医師・看護師が説明してくれたものと同様であったという。だがこの後、私はくも膜下出血の後遺症である水頭症を発症してしまい、支離滅裂なことを話し始めるのであった。

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くも膜下出血発症05
14時から18時までの予定だった手術は、16時半に最終処置が始まった。滞りなく進んで幾分早く済んだようだった。コイルも問題なく患部の動脈瘤に収まったようだ。医師からの説明だと現時点でできることは全てやった、との説明があった。

当然終わったばかりの私の意識はなく、家族の呼びかけにも応えることなく救急病棟に搬送されていった。この後CTスキャンなどでの再検査が控えていたので、家族が私とちゃんと対面できたのは手術から一時間たった後だった。だが手術前と同じく私は意識がなく、一点を虚ろな目で見つめて舌を出して横になっていた。術前よりも体に刺さる管の数は増えていた。

この日の夜私は家族の呼びかけに目を閉じたままごく小さく反応する程度までのことはできたが、それ以上麻酔が効いた状態から醒めることはなかった。

翌日も終日口から管を出していた状態で、家族からの問い掛けにボディランゲージで意思の疎通はしていた。姉が1か月前に一緒に私と遊んだ友人の名前を知っているか聞いたところ、首を縦に頷かせたので「記憶はあるんだ!!よかったー!!」と安堵したようである。試しに間違った質問をしてみるとちゃんと首を横に振ったので、全ての質問を肯定しているわけでもないことが分かった。
また私の麻酔の醒めが通常より悪いという心配があった。看護師の説明によると通常、もっと反応があってもいい処置にあまり反応を示さないとのことだった。

家族は食事も取らずに休憩室と私の部屋、そして宿を往復して私の目がちゃんと醒めるのを待つために出入りを繰り返していた。このあたりで父が体調不良を訴え始めていた。まさに泣きっ面に蜂である。


家族が帰ったこの日の未明に私の口から管が外れ、看護師に話かけたようだ。
翌日家族にそう説明があり、皆再び安堵した。



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Author:kokorob2007
当方36歳独身男子。突然くも膜下出血を患ってしまいました。
幸い手術後の経過は良く、大した後遺症もなくリハビリにのぞんでいます。
前途多難ですが、家族の協力でなんとかやってます。
再び独り暮らしに戻るのが少し怖いですが…



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